映画「ビフォア・サンセット」の感想

映画「ビフォア・サンセット」は「ビフォア・サンライズ」の続きで、９年前に出会ったジェシーとセリーヌがパリで再会を果たし、会えなかった年月を埋めるかのようにまた２人で時間を過ごすお話です。
前回はジェシーが飛行機に乗るまでで、今回はセリーヌが飛行機に乗るまで、”サンセット”の時間までをパリを舞台にして描いています。

また、映画の公開自体も実際に前作から９年経っているのでキャスト陣も良い感じに年を重ねているし、観ている側からしても気持ちが入りやすいと重います。
前作のラストで交わした”半年後の再会”は結局果たされず、９年も経ってしまっているのでジェシーには奥さんも子供もいるしセリーヌにも恋人がいる。
でもそんな状況でも再会すればやっぱり２人で過ごす、というところから”お互いに運命を感じていたんだな、今までもずっと惹かれ合っていたんだな”と感じられたし、今作でも変わらずパリの街を観光している気分になれる落ち着いた映画です。
また、今作のラストもセリーヌが空港に向かわないでジェシーの家にいるままで終わってしまうので、”え！お互いに別の相手がいるのに？結局付き合うの？どうなの？”といった意味深な終わり方で上手いなあ、と思います。
女性向けAVも興味があるのでそのうちレビューしてみようと思います。